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個人が純金地金(ゴールドバー)を保有するメリットとデメリット

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「有事の金」と言われるほど価値が落ちることの少ない金ですが、近年特に投資法として注目を浴びています。

世界情勢が不安定であること、それに連動して大きく値を崩す可能性のある株やFXなどの投資法を補うため、金投資は大きなメリットを持ちます。

そんな金投資の手段としては素人でも失敗しにくい純金積立投資でありながらコレクションの要素も併せ持つ金貨(純金コイン)、そして最も基本的な純金地金(ゴールドバー/インゴット)を保有する手段などがあります。

本記事では、この個人で純金地金を手に入れ、保有することのメリット・デメリットについて解説していきます。

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純金地金(ゴールドバー/インゴット)とは

純金地金とは、文字通り純金(ゴールド)の塊を指す言葉です。金地金・ゴールドバー・金インゴット・金塊・金の延べ棒 などと呼ばれることもあります。

投資対象として購入する純金地金は、その品質を保証するためにロンドン貴金属市場協会(LBMA)の厳正な審査をクリアしたものが推奨されます。

この基準をクリアした企業は、純金地金にブランドを登録することが許可されます。

金地金の刻印例
三菱マテリアル刻印例

三菱マテリアルのホームページから引用

純金地金の重量は5gから1kgまで様々な大きさのものがあり、ご予算に合わせて選択できます。しかし100gよりも小さいものは手数料が大きくなるためあまりお勧めできません(詳細は後述)。

お金に余裕のある方は100g以上(できれば500g以上)のものを、余裕のない方は純金地金ではなく純金コイン(金貨)の購入をお勧めします。

個人が純金地金を持つことのメリット・デメリット

金地金(ゴールドバー)100gの大きさ

老後に備え2,000万円の貯蓄が必要、といったニュースも流れる昨今、資産運用に興味を持つ方も増えています。

とはいえ、資産を株や外国通貨で運用する場合、あっという間に保有する資産が値崩れしてしまうことも考えられます。

金を持つことの意味を理解し、安定的に投資してあなたの財産の守りを固めてください。

金投資のメリットとデメリット

純金地金に限らず、金投資には以下のようなメリット・デメリットがあります。

金投資のメリット

・希少価値の高い実物資産であり、絶対に無価値にならない安全資産
・市場が大きく安定性が高い
税制面で優遇されている
・美しい貴金属であり、現物保有として魅力がある

金投資のデメリット

・インカムゲインがない(※)
・現物保有の場合、盗難・紛失のリスクがある

※インカムゲイン:資産保有から継続的に得る収益 = 銀行貯金の利息や家賃収入、株の配当金など

「守りの資産」とも呼ばれる金(ゴールド)は、どちらかというと積極的に利益を狙う資産運用ではなく「資産を守る資産」とご理解いただくのがベストでしょう。

金(ゴールド)は株や通貨などとは違い「現物として存在する鉱物」であり「資源」です。その埋蔵量には限りがあり、希少性が高く、世界中で共通の「価値」を持っています。

世界情勢の変化やハイパーインフレーション、株安や紛争、テロなどが起こると株式や日本円(銀行預金)などの通貨はその価値を大きく落とす可能性があり、最悪の場合は紙くずにもなり得ます。

しかし金(ゴールド)は絶対に無価値になることはなく、むしろ上記のような際には価値が向上する究極の“安全資産”なのです。

金(ゴールド)のより詳細なメリット・デメリットについては以下のページをご参照下さい。

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純金地金のメリットとデメリット

金投資の中でも純金地金に限った話をすると、以下のようなメリット・デメリットがあります。

純金地金のメリット

・特定の団体に依存しない実物資産
・他者からの理解や羨望を集めやすい

純金地金のデメリット

・盗難・紛失のリスクがある

特定の団体に依存しない実物資産

代表的な投資先である株式やFXはその運営団体(会社や国家)が破綻した場合、投資した金額はすべて紙屑になり得ます。

どれほど有名な会社の株式やどれほど強い国家の通貨であっても、その可能性は決してゼロではありません。大きな自然災害一つで簡単に覆ります。

しかし金(ゴールド)は特定の団体には依存しない、「現物として存在する鉱物」であり「資源」です。その埋蔵量には限りがあり、希少性が高く、世界中で共通の「価値」を持っています。

その価値を書類やデータではなく現物として保有できる「純金地金」は、個人の資産を守る資産として、まさしく最適の選択肢と言えるでしょう。

他者からの理解や羨望を集めやすい

一般的なコレクションは、その価値は分かる人にしか分からず、関心のない人からすると全く価値を持たないものも多くあります。理解されない場合もあるでしょう。

何らかの理由で手放さざるを得なくなった際にも、容易に換金できるものばかりではありません。例え希少なものであっても換金できる場所は限られています。最悪の場合は廃却となるでしょう。

しかし、それが純金であればどうでしょう。例え関心が無くとも、金(ゴールド)はれっきとした価値を持ち、それは誰もが知るところです。

何らかの理由で手放す必要が出てきたときも容易に換金することができます。

盗難・紛失のリスクがある

個人が純金地金を保有するためには、厳重な保管方法を検討しなければなりません。

持ち出しできない重たく頑丈な金庫が必要となるかもしれませんし、自宅保管が嫌なら銀行の貸金庫契約をして預けておく方法も検討しなければならないでしょう。

同じく金投資の代表格である「純金積立」は、そういった面では不安はありません。

純金地金と純金コイン(金貨)の違い

金を持つなら、他に「金貨」を購入するという方法があります。
金地金(ゴールドバー)と金貨との間には、どのような違いがあるのでしょうか。

純金地金(ゴールドバー)の良さ

ゴールドバー1kgの写真

純金地金の良さは、「誰が見ても金とわかる重厚なイメージ」「プレミアは見込めないものの、購入額/売却額が当日レートでわかりやすい」という点ではないでしょうか。

純金といえば「金の延べ棒」をイメージされる方も多いでしょう。

純金地金には、金の純度(品位)や重量など、「金の価値」を示す刻印が施されています。

ストレートにその高い価値がわかりやすいのが、純金地金なのです。

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純金コイン(金貨)の良さ

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一方金貨の良さは、何と言っても「デザイン性の高さによるコレクションの楽しさ」と「1枚の値段の安さ」でしょう。

同じ金を保有するなら、コレクション性の高い金貨もおすすめです。時に保存場所から取り出して眺めるのは、心を豊かにしてくれることでしょう。

純金を保有したいけれどもまとまった金額を用意するのが難しい方は、サイズの小さな金貨や、より値段の安い銀貨の購入も検討してみてください。

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まとめ

日本経済の将来性が不安視される中、純金を保有することのメリットは非常に大きく、すぐにでも行動するべきでしょう。

純金を保有する方法はいくつかありますが、純金地金(ゴールドバー/インゴット)の購入はその最も代表的な方法です。

その他の純金コイン(金貨)純金積立なども、それぞれ違った良さ・特徴がありますので、是非ご自身にあった金投資を探してみてください。

「守りの金」と呼ばれる資産の恩恵を得られることでしょう。

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