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プラチナ投資の勧め ~個人がプラチナを保有するメリットとデメリット~

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貴金属投資といえば、金(ゴールド)、銀(シルバー)に並びプラチナも選択肢に入ってくることでしょう。

金をも上回る希少性と銀にはない化学的安定性からか、日本では金を超える最上位のジュエリー金属とされることも多いプラチナ。そのプラチナは「投資」という観点から見るとどのような特徴を持っているのでしょうか。

本記事では、このプラチナを「個人が」「投資として」保有することの意義、メリットやデメリットについて紹介します。

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プラチナとは何か

プラチナは金と同じく限り有る貴金属資源ですが、金よりも圧倒的に埋蔵量が少なく、希少価値が高い金融資産です。

そのため金をも超える最上位のジュエリー金属とされることもありますが、金や銀と違い、有史以来「通貨」として扱われたことはなく、その需要のほとんどは工業用素材です。

そのため金同様の安全な実物資産でありながら、金とは違い景気の影響を強く受けます。市場が小さいこともあり、価格は乱高下しがちです。

また、プラチナは将来的に価値を大きく向上させる可能性を秘めています。(詳細は後述の「プラチナは今が買い時?」参照下さい)

金とプラチナを同時に保有することで、リスクを抑えつつリターンを狙うことも可能です。

プラチナバーの画像

プラチナ投資のメリット

プラチナに投資するメリットは金投資のメリットによく似ています。

金と同じメリット

・実物資産であり、絶対に価値が無くならない安全資産
・美しい貴金属であり、現物を保有する魅力・所有感がある
税制面で優遇されている

金にはないメリット

・金よりもさらに希少性が高い実物資産
・工業用素材としての需要が高く、特に自動車業界の業績と相場が連動する
・世界経済・景気と相場が連動する

以下、それぞれのメリットについて紹介します。

価格変動は大きいが今後も価値が無くなることはない

プラチナ投資のメリットとして第一にあげられる点は、金同様、価値がなくなる心配がない安全資産であることです。

しかしながら、価格の変動は金よりも大きく、乱高下しがちです。

価格変動が少ない金は、リスクは低い代わりに短期的に利益を生み出すことは難しいでしょう。しかしプラチナはタイミングよく売買することができれば大きな利益を生み出すことができます。

安全資産として高い価値を持つ金と、安全資産ではあるが比較的ハイリスクハイリターンであるプラチナ。

保有するのであればプラチナのみに集中するのではなく、金と合わせて保有することでリスクを抑えつつ、利益を狙いやすくなります。

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プラチナ投資の特殊な税制と特別控除

プラチナ等の貴金属投資にかかる税金は、株やFX等とは大きく異なります。

1.購入時に消費税を支払い、売却時は消費税を受け取れる
2.譲渡所得扱いであり、50万円以下の利益は納税不要
3.長期保有(5年以上)するとさらに減税される

特に重要なのは「50万円以下の利益は納税不要」と「5年以上保有すると有利」の2点でしょう。いかに貴金属投資が税制面で優遇されているかが分かると思います。

より詳細な税金の説明や具体例などは以下の記事を参考にして下さい。

金、銀、プラチナ投資と税金
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プラチナ投資のデメリット

プラチナ投資のデメリットもまた、金投資とよく似ています。

金(ゴールド)と同じデメリット

・インカムゲインが無い(※)
・現物保有の場合、紛失や盗難の可能性がある

※インカムゲイン:保有資産から継続的に得る収益 = 銀行貯金の利息や家賃収入、株の配当金など

金(ゴールド)にはないデメリット

・景気と相場が連動するため、その他のハイリスク投資のリスクヘッジになりにくい
・価格変動が大きく、ハイリスクハイリターン

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プラチナは今が買い時? プラチナ価格の推移と今後の予測

プラチナの価格は、金の価格を上回って期間もありましたが、2015年の金とプラチナの価格逆転以降、金価格に劣る水準が続いています。

これは金の価値が上昇した言うよりは、プラチナの価値が下がったという面が強く、銀やパラジウムに対しても相対的に価値が低くなっています。

日本ではジュエリーとしてのイメージが強いプラチナですが、プラチナの需要の半分以上は工業用素材です。特にディーゼル車の触媒に使われる割合が多く、そのディーゼル車の販売が伸び悩んでいるため価格が下がっています。

2015年にドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲンの排ガス不正問題が発覚して以来、世界の消費者はディーゼル車から離れていきました。そのためプラチナ需要の減少が予想されるようになり、価格も大幅に下落しました。

価格は需要と供給のバランスで変動しますので、工業的に、あるいは投資家の強い需要がなければ速やかに下落していきます。

 

プラチナ価格は下落している

しかしプラチナの希少価値は金よりも遥かに高いものです。プラチナの年間産出量は金の約16分の1でしかありません。

さらにここ数年、投資対象としてプラチナが注目されつつあります投資用の金貨・銀貨の市場に新たにプラチナコインを投入する造幣局も増えてきました。

投資としてのプラチナの注目度が上がるにつれて、もしくは工業的に新たな利用法が確立されれば、プラチナはその希少性から急激に価値を上げる可能性を秘めています。

今後のプラチナ価格の推移を完璧に予測することは難しいですが、金同様の実物資産である以上ここから極端に下落していくとは考えにくく、無価値になることは絶対にありません。

金よりも希少性が高く、価格変動の大きいプラチナ。

ぜひ、ご自身のポートフォリオに加えてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

プラチナは、金や銀と同様に限りある資源であり、絶対に価値が無くなることはない安全資産です。

プラチナだけに投資するよりは、金に投資しながら同時にプラチナにも投資することでより真価を発揮する資産であると言えます。

これを機に、是非プラチナへの投資を検討してみて下さい。

お勧めのプラチナ投資は

一言にプラチナ投資と言っても、プラチナ地金、プラチナ積立、プラチナETF、プラチナ投資信託、プラチナ先物取引など、いくつもの選択肢があります。

プラチナ投資の素人であれば、手軽に購入できる「プラチナコイン」か相場を見る必要のない「プラチナ積立」をお勧めします。

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手軽に購入できるプラチナコイン

メイプルリーフ プラチナ貨ウィーン プラチナ貨カンガルー プラチナ貨
メイプルリーフプラチナコインへのリンク2020年ウィーンプラチナコイン裏面カンガループラチナコインへのリンク

最も簡単にプラチナを保有するには、プラチナコインの購入がお勧めです。

プラチナコインの良いところ

・高価なプラチナを比較的安価な値段(サイズ)でコツコツ買い集められる
・美しい貴金属を手元に置いておけるため、所有感がある
・さまざまなデザインがあり、コレクションとしても最適
・Amazonや楽天市場でも購入できる

ただ単に「お金を業者に預け、画面上のデータで “価値” を確認する」というその他の投資とは違い、「プラチナという現物を手元に置いておける」「好みのコインをコレクションする」という、目に見える良さがある点がコインの大きな魅力です。

プラチナコインの買い方は以下の記事を参考にしてください↓↓

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コツコツとプラチナを積み立てる 「プラチナ積立」

プラチナ積立とは、毎月一定の金額を積み立てて少しずつプラチナを購入していく手法のことをいいます。

毎月いくらとご自身が定めた金額で、毎月「プラチナを積立預金していく」というイメージですが、基本的にプラチナ現物が手元に来ることはありません。会社が適切に保管しておいてくれるため、個人で保管する手間や盗難リスクがないというメリットがあります。

会社にもよりますが、多くの場合指定した金額になるよう毎日買付を行います。例えば毎月3000円分積み立てるよう指定した場合は、1ヵ月が30日であれば毎日100円分のプラチナをその日の値段で購入していきます。

プラチナ積立の証券会社の選び方・お勧めの証券会社はこちら

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