名称:メイプルリーフ金貨(Canadian gold Maple Leaf) 発行元:カナダ王室造幣局(Royal Canadian Mint) 重量:1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、1/10トロイオンス、1/20トロイオンス 純度:99.99%以上(24K) | |||
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表面 | 裏面 | ||
表面にレリーフされているのはイギリス連邦の王であるチャールズⅢ世。 カナダを含む16ヵ国の主権国家の君主として、多くの金貨・銀貨に登場します。 2022年に先代のエリザベスⅡ世女王が崩御されたことで2024年からこのデザインへと変更されました(詳しくはこちら) | 裏面の刻印はサトウカエデ(砂糖楓)の葉。 カナダを代表する木であり、同国の国旗のデザインにもなっています。 動物をモチーフにした金貨は数多くありますが、植物をモチーフにしたものは珍しいです。 |
メイプルリーフ金貨とは
メイプルリーフ金貨は、カナダの王室造幣局によって発行されている高品質な地金型金貨(投資用金貨)です。
その美しいデザインと高い信頼性に特徴があり、世界中の投資家やコレクターから高い評価を受けています。
以下では、メイプルリーフ金貨の魅力と投資メリットについて詳しく説明します。
メイプルリーフ金貨の魅力
メイプルリーフ金貨の魅力を3つ紹介します。
美しいデザイン
表面にはイギリス連邦の王、チャールズⅢ世の肖像が刻まれており、裏面にはカナダのシンボルであるカエデの葉が精巧にデザインされています。1979年の発行開始以来ずっと、細部に至るまで丁寧に再現されているこのデザインは、自然の美しさと精巧な技術の結晶と言えるでしょう。
この美しいデザインを所有することには、極めて重要な意味があります。
なお、カエデ(maple-メイプル)の樹液を煮詰めたものがメイプルシロップ。カエデの葉(leaf-リーフ)をデザインした金貨がメイプルリーフ金貨(Canadian Gold Maple Leaf)です。
高純度金貨
メイプルリーフ金貨は世界で初めて純度99.99%の純金で作られた金貨であり、その高い純度が品質の証となっています。
1979年の初発行以来、一貫してこの高い純度を維持している点は特筆すべきでしょう。
高い信頼性と安全性
メイプルリーフ金貨は、カナダ造幣局の厳格な品質管理と最新の偽造防止技術により、偽造のリスクが極めて低く抑えられています。
2013年からはレーザーエッチング技術を用いた微細なメイプルリーフのホログラムが追加され、さらに2015年には放射状のラインがデザインに加えられました。これにより、偽物のメイプルリーフ金貨はほぼ駆逐されたと考えられます。
その事実もあってか、現在は数ある地金型金貨の中でも世界一の流通量を誇っています。
投資としてのメリット
投資という観点から、メイプルリーフ金貨を所有するメリットを紹介します。
高い流動性
メイプルリーフ金貨は世界中で高い評価を受けており、その流動性の高さが大きな魅力となっています。
多くの国際市場で受け入れられており、急な現金化が必要な場合でも迅速に売却できます。日本国内でもメイプルリーフ金貨の買取業者は多く、売却時の手続きも非常に簡単です。
資産の保全方法として最適
メイプルリーフ金貨は純金製であるため、インフレーションや経済不安定な状況下でも価値を維持しやすい資産です。
金自体が普遍的な価値を持つため、長期的な資産保全手段として非常に適しています。
金価格の上昇に伴う金貨の価値上昇が期待できる上、インフレーションや経済不安時にも価値が保たれやすい安全資産である点も魅力でしょう。
少ない資金からの手軽な投資
メイプルリーフ金貨は、1オンス(約31.1グラム)の標準サイズから、1/2オンス、1/4オンス、1/10オンスなど、様々なサイズが揃っています。
これにより少額からでも投資を始めることができ、初心者から経験豊富な投資家まで幅広く対応できます。
株式や不動産と比較して手軽に始められる投資方法でもあり、特にメイプルリーフ金貨は1/20オンスという小サイズもあるため初めての投資にも適しています。
税制上のメリットと保管の容易さ
日本では、金貨の売却益に対して非課税となる場合が多く、税金面で有利です(詳細はこちら)。
また、メイプルリーフ金貨は保管が容易であり、自宅や銀行の貸金庫に安全に保管できます。物理的な資産としての安心感も大きな魅力の一つでしょう。
参考URL
ロイヤルカナディアンミント公式サイト
メイプルリーフ金貨のおすすめの買い方
金貨を買うときは、余計な管理費や人件費が上乗せされていないネット通販を利用しましょう。
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メイプルリーフ金貨の重量別データ
重量 | 重量(グラム) | 直径 | 厚さ | 額面価値 |
1 トロイオンス | 31.1 g | 30.0 mm | 2.80 mm | 50 カナダドル |
1/2 トロイオンス | 15.6 g | 25.0 mm | 2.23 mm | 20 カナダドル |
1/4 トロイオンス | 7.78 g | 20.0 mm | 1.70 mm | 10 カナダドル |
1/10 トロイオンス | 3.11 g | 16.0 mm | 1.22 mm | 5 カナダドル |
1/20 トロイオンス | 1.55 g | 13.9 mm | 1.55 mm | 1 カナダドル |
メイプルリーフ金貨・銀貨・プラチナ貨
メイプルリーフコインには、メイプルリーフ金貨だけでなく純度99.99%のメイプルリーフ銀貨や純度99.95%のメイプルリーフ プラチナ貨などもあり、全て共通のデザインが採用されています。
メイプルリーフ金貨 | メイプルリーフ銀貨 | メイプルリーフ プラチナ貨 | |
表面 | |||
裏面 |
メイプルリーフコインの歴史
1979年:メイプルリーフ金貨が初めて発行される。純度99.9%(24金)、重量1オンス(約31.1グラム)。
1982年:金貨の純度が99.99%(四九、フォーナイン)に向上。
1983年:1/4オンス、1/10オンスの金貨が追加発行される。
1986年:1/2オンスの金貨が追加発行される。
メイプルリーフ銀貨が初めて発行される。純度99.99%(四九)、重量1オンス。
1988年:メイプルリーフプラチナコインが初めて発行される。純度99.95%(三九五)、1オンスおよび1/2、1/4、1/10オンスのサイズが提供される。
1994年:1/15オンスの金貨が発行される(2005年まで発行)。
2002年:メイプルリーフプラチナコインの発行が一時的に中止される。
2005年:金貨と銀貨の偽造防止のため、レーザー刻印技術が導入される。
2007年:純度99.999%(ファイブナイン)のスーパー・メイプルリーフ金貨が発行される。
2009年:メイプルリーフプラチナコインが再発行される。
2013年:金貨、銀貨、プラチナコインの表面に偽造防止のための小さな楓のマークが追加される。
2014年:「Bullion DNA」プログラムが導入され、金貨、銀貨、プラチナコインの偽造防止技術が強化される。
2017年:カナダ建国150周年を記念して、特別デザインの金貨が発行される。
2018年:1グラムの金貨および10オンス、1キログラムの銀貨が発行開始。
2020年:新しい偽造防止技術を搭載した金貨と銀貨が発行される。
2022年:エリザベスⅡ世 崩御
2023年:最新の偽造防止技術を搭載したプラチナコインが発行される。
2024年:金貨、銀貨、プラチナコイン表面のデザインがエリザベスⅡ世からチャールズⅢ世に変更される。
メイプルリーフコインの買い方
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