名称:南鐐二朱銀(ナンリョウニシュギン) 発行年:1772年 品位:銀98% |
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表面 | 裏面 | ||
表面には「以南陵八片 換小判一両」と刻印されています。これは文字通り、この南陵(良い銀)は8枚で小判一枚と交換できるという意味です。 | 裏面には「銀座常是」と刻印されています。銀座は銀貨の発行場所、常是は銀座役人の世襲名です。 |
南鐐二朱銀(ナンリョウニシュギン)とは
江戸時代の前半、金貨と銀貨は全く別の通貨であり、単位も違えば交換比率も定まっていませんでした。
金貨がその数を数えるだけで価値がわかる計数貨幣だったのに対し、銀貨は1枚の大きさや重さが統一されておらず、毎回はかりで計測して取引する秤量貨幣でした。(詳細は慶長丁銀の記事を参照)
1772年(明和9年)、はかりがなくても金貨のように個数を数えるだけで価値がわかる計数銀貨が初めて発行されました。これを明和南鐐二朱銀といいます。
「南鐐」は「上質な銀」を表す言葉で、その品位は約98%でした。
『朱』は金貨の単位(1両の16分の1)です。南鐐二朱銀は文字通り2朱の価値があり、8枚で小判1枚(1両)と交換できました。
二朱銀の誕生により、日本における銀貨は金貨の補助通貨となりました。
南鐐二朱銀の買い方
南鐐二朱銀はこちら(大和文庫)で購入できます。
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