純金積立で購入した金(ゴールド)は、基本的に運営会社が預かり保管します。その保管方法は大きく2通りあり、運営会社によって異なります。
2通りの保管方法とは、すなわち「特定保管(混蔵寄託)」と「消費寄託」です。
これらの違いを理解しておくことは、純金積立の運営会社を選ぶ際に必要となりますので、ここで紹介させて頂きます。
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特定保管(混蔵寄託)
特定保管は混蔵寄託とも呼ばれ、契約者が購入した金(ゴールド)は運営会社が専用の金庫等に保管します。
例え運営会社が倒産したとしても、その金は契約者の所有物なので戻らないということはなく、安心して預けることができます。
ただし、金の現物を厳重に保管するため保管料が発生します。(実際は手数料や年会費として徴収されます)
消費寄託と比べるとややコストがかかる代わりに、安心度の高い保管方法です。
消費寄託
消費寄託では、契約者が購入した金(ゴールド)は保管されず、運営会社が運用に使用します。そのため保管料がかかりません。
金の所有者はあくまでも運営会社であり、契約者は金を引き出す権利を所有することになります。
万が一その運営会社が倒産した際には、金が引き出せなくなるリスクがあります。
特定保管と比較すると、コストを抑えられる代わりに、少しだけリスクのある保管方法となります。
まとめ
純金積立は、一般的に長い時間をかけてコツコツ資産を積み上げていく投資です。
保管料や倒産リスクは投資の結果に大きく影響するものですので、2通りの保管方法のメリット・デメリットを十分理解した上で運営会社を選ぶようにしましょう。
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金投資なら金貨もお勧め
安全資産である金(ゴールド)を保有するには金貨を購入するという手段もあります。
・高価な金を比較的安価な値段(サイズ)でコツコツ買い集められる
・美しい貴金属を手元に置いておけるため、所有感がある
・さまざまなデザインがあり、コレクションとしても最適
・Amazonや楽天市場でも購入できる
ただ単に「お金を業者に預け、画面上のデータで “価値” を確認する」という純金積立とは違い、「現物を手元に置いておける」「好みの金貨・銀貨をコレクションする」という、目に見える良さがある点が金貨の大きな魅力です。